冷え性とか肩こりとか、ちょっとした不調はだれにでもあるもの。

・・・毎日お風呂に入っていますか？

忙しいからシャワーで十分！と思う方も多いと思います。たしかに私もその一人でした。

しかし、お風呂に入ると健康上、美容上様々なメリットがあるんです。

入浴剤は、そのお風呂の効果をさらにアップさせるもの、と考えてください。

このシーズンにおすすめの気持ちいい入浴剤をご紹介します！

お風呂に入って免疫力をアップしよう！

＜血流がよくなって疲労回復＞

湯船につかるとその温熱効果で足や手の指先の毛細血管まで血流がよくなり、代謝が高まります。体に栄養が行き渡り、疲労物質が取り除かれるため、疲労が回復し、コリや痛みが和らぎます。普段から運動やストレッチに取り組む時間がない忙しい方こそ、ムリなく全身の血流を高める入浴がおすすめです。

体温も上昇しますので、特に低体温の方には入浴は重要。人は基礎体温が一度下がると、ウィルスなどに対する免疫力が30％も下がるといわれています。最近はシャワーが多くなったせいか、平熱が36.5度以下の低体温の方が多くなりました。
特に低体温の方は毎日の入浴を心がけ、基礎体温を上げる事がとても大切です。

＜体の負荷を取り除いてリラックス＞

プールや海のように、湯船の中では浮力が働きます。その時体にかかる負担はなんと普段の「9分の１」。体重を支えている筋肉や関節を休ませることになり、体全体の緊張がほぐれ、実際に体をリラックスさせます。

入浴剤の役目

タイプ①　生薬の入浴剤

植物由来の生薬を使ってお風呂の効果を高める入浴剤です。主に血行を促進する生薬が使われ、医薬部外品として販売されている浴用剤も多いです。積極的に疲労回復や免疫力アップを目指すならこのタイプがおすすめです。

（センキュウ、トウキ、ボウフウ、チンピ、カミツレ、ハッカ葉等の生薬を配合しており、生薬をそのまま刻んだもの、生薬のエキスを取り出して他の成分と組み合せたもの等種類は色々）

このタイプの効果は生薬の種類によって異なりますが、生薬に含まれている成分の働きと、独特な香りの働きからなりたっています。生薬はそれぞれ長い歴史の中から生まれ、その効果は医療薬として、日本ばかりでなく欧米でも高く評価されています。またお茶の水女子大学と日本浴用剤工業会の共同研究によりトウキ、トウガラシ、ウイキョウ、センキュウ、チンピ、ショウキョウには、血行促進効果が認められております。そのメカニズムについて最近盛んに研究がなされ、徐々に解明されつつあります。 
もう1つの効果『香り』については、生薬に限らず”アロマテラピー（芳香療法）”が注目され、研究の対象となっています。香りによるリラックス効果は脳波や自律神経等の測定により解明されてきています。

「引用：日本浴用剤工業会」https://www.jbia.org/index.html

★おすすめ入浴剤

「生薬のめぐり湯」

自然の生薬（紅花、生姜、トウガラシ、ヨモギ、ダイウイキョウ）に温泉成分を配合することで、とろりとしたやわらかい湯質になるだけでなく、生薬の有効成分をしっかり引き出します。芯からあたたまり、めぐりもよくなり、美しく健やかな体へと導きます。

天然の生薬成分が体に付着し、体に必要な油脂まで出ていかないように守ってくれます。

また、生薬の湯気は鼻から体の中に入り、リンパの流れを良くし、細部まで血流を行き届かせ、リラックスした体作りを促進します。

一般的な入浴剤とは段違いの温浴効果をぜひ一度体験してみてください。

タイプ②　炭酸ガス系入浴剤　

炭酸ガスの血管拡張作用を有効利用したものです。製品も多く、値段もお手頃なものが多く、発泡するお風呂はいかにも体があったまりそう！好みの香りや色のものを選んで毎日使いたいですね。

（炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸等を組み合わせたもので、剤型的には錠剤や粒状）

このタイプは炭酸ガスの血管拡張作用を有効利用したものです。湯に溶けた炭酸ガスは皮膚から吸収され、容易に皮下内に入り、直接血管の筋肉へ働きかけ血管を拡げます。血管が拡がると末梢血管の抵抗が弱まるので血圧が下がり、血流量が増えます（図2）。その結果、全身の新陳代謝が促進され、疲れや痛み等が緩和します。同時に温かい湯に入っているならば血液が体表面の熱を全身へと運び、身体の芯まで温まることになります。なお皮下内に入った炭酸ガスは、肺から呼吸によって体外へ出されますので、身体の中に蓄積するようなことはありません。

「引用：日本浴用剤工業会」https://www.jbia.org/index.html

★おすすめ入浴剤

お風呂のお湯に投入するとスパークリングスパは、炭酸と香りがはじけて、くつろぎのバスタイムを演出してくれます。
2つのうるおい成分である「シアバター」と「オリーブオイル」がお肌をなめらかに整えてくれることも嬉しいポイントです。

タイプ③　無機塩類系入浴剤

　天然温泉などに含まれているいわば温泉成分。温泉に入ると体が温まるのはこれらの成分が含まれているからです。

（硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、等を主成分とするもので、剤型的には粉末、顆粒が多い）

このタイプの最大の特徴は、塩類が皮膚の表面の蛋白質と結合して膜を形成し、この膜が身体の熱の放散を防ぐために、入浴後の保温効果が高く湯冷めしにくくなるということです（図1）。
特に硫酸ナトリウム（芒硝）は皮下組織の賦活作用、修復作用などがあり、あせも、ひび、あかぎれ等の予防にも効果があります。 

「引用：日本浴用剤工業会」https://www.jbia.org/index.html

★おすすめ入浴剤

ブツブツやカサカサに悩むお子さんのために、温泉成分と、天然のキレイな海洋深層水と天然植物成分でつくった乳幼児のための薬用入浴剤です。生後３~４か月からご使用になれます。

安心の無着色・無香料。お肌の弱い方におすすめの入浴剤です。