もう今年の夏の香りを決めましたか？Tシャツで出かけたくなる季節になったら、フレグランスも夏向きのものに衣替えが理想的。

レモンやオレンジの柑橘系？それともさわやかなアロマ系？最近は単に「フレッシュ」というだけではまとめきれない様々なタイプの夏の香りがでてきました。

香りを男性用と女性用に無理に区別する必要なんてないとは思いますが、メンズがつけると似合う香り！というのもありますから、そういう意味でゆる～く「男性用」とか「ユニセックス」というカテゴリーをイメージしておすすめの香りを挙げてみたいと思います。

文句なしのエレガンス、ランセ リューランセ オー・ド・フランス オードトワレ

「オー・ド・フランス」とは「フランスの水」という意味。

フランス発祥の高級香水メゾン「ランセ」のオードトワレです。

フランスのエスプリを香りにこめた上品でエレガントなオードトワレ。カジュアルな服装に上質感をプラスしてくれそうなトワレです。

夏こそ香りのクオリティが真価を発揮するはず。つけるシーンはまさにオールマイティ。どんなときでも悪目立ちしません。スポーツシーンでも仕事の場でも、「いい香りだね」とほめてもらえそう。

何か特定の香りが目立つフレグランスではなく、様々な香料が美しく一体となったハーモニーが、香り上級者の方にも評価されています。

ナポレオンによって栄えたフランスの全ての人々のために創られた、フレッシュなグリーンやシトラス、ソフトなイランイランが調和した香り。ユニセックスタイプです。

香調：ムスキー・フローラル
【トップ】ネロリ、ラベンダー、ベルガモット
【ミドル】すみれの葉、イランイラン、ガーデニア
【ラスト】ベチバー、ホワイトムスク、パチュリ、サンダルウッド

ランセ　リューランセ　オードフランス　50ml

人気急上昇中、ダリの「シーアンドサン」

ダリは「花とフルーツ」をブレンドしたフルーティ・フローラルの香りが多いですが、これもフルーツが香りの個性になっている香りです。

甘いんですが、普通の甘い香水ではなく、さらっとしているので男性向きでもあり、女性向でもある香り。どっちつかずのニュートラルな香りが、よく「ユニセックス」と呼ばれますが、この香りは個性的なんですが、どんなタイプの方にも使いこなせてしまう不思議な香りです。

香りのビギナーから上級者まで、きっと好きになっていただける香り。

夏向きだ、と思うのは、ラストノートが非常に軽いこと。これは、もともとそういう設計の香りなのですが、悪く言えば香りの持続性がない、ということになります。しかし、日本の夏にはこのぐらいがすっきりしていていいんじゃないかと思います。

・・・実は長い名前の香りです。

「サルバドール・ダリ シーアンドサン イン カダケス　オードトワレ」

カダケスの海と太陽がテーマの香り。

カダケスとはダリの生まれ育ったスペインの地中海沿岸の小さな町。下の写真はカダケスの町並みです。

後年ダリが居を構えたことでも知られています。

このあたりの澄んだ透明感のある海はダリのよく描く透明な水面ときっと関係があるに違いない、というきれいな海があります。

そういえば、このオードトワレのボトルも透明な水面を再現していてダリ感たっぷりです。

香りはフローラルスイートアンバー。

香りの方も透明感のある香りです。

トップのアプリコットとブラックカラントがアクセントになっていて、甘すぎないフリージアやブルーロータスなど、普通の香水とはちょっと雰囲気の違う香料をメインにしています。

サルバドール・ダリ シーアンドサン30ml

サルバドール・ダリ シーアンドサン　

＊今年新発売の15mlサイズ。このボトルもリップ型でカワイイです。

スポーツ好きにおすすめ、ツールドフランス オードトワレ

スポーツ用のフレグランスといえば、柑橘系など、さわやかすっきりでむしろスポーツの後の「シャワーの後」につけるとよさそうなものがポピュラーですね。

「ツールドフランス　オードトワレ」は、過酷な自転車レースを走るアスリートたちの声から生まれた香りです。

つまり、スポーツの最中につけていて、持続して、汗臭くなりそうなときも静かに香りが持続していて自分や周囲の人たちに汗臭さの不快感を与えないようにする、という目的のために作られました。男性用です。

スポーツはしないけど、通勤で大汗をかく、という方にもおすすめです。

デオドラント剤ではありません。香りのマスキング効果で汗臭さを和らげようというフレグランスです。デオドラントも使用する場合は無香のタイプが相性がいいです。

オードトワレに使われているのはラベンダー、バジル、パチュリなど。フランスでは香水やアロマテラピーでおなじみの植物たち。ラベンダーのグリーン感と清潔感をメインに、持続性のある香りになっています。