「愛の不時着」と溶けた時計とダリ香水
最近はまったドラマといえばやっぱり「愛の不時着」(主演:ヒョンビン&ソン・イェジン)なんですが、「とっくに見たけど」という方はきっと多いはず。実はわたくし韓国ドラマは好きなんですが「歴史もの」の専門だったんで、しばらく「愛の不時着」には手がのびませんでした。だって、題名がなんだか意味不明だし、そもそも恋愛ものって興味ないし・・・と思っていたんですが、結局見ちゃったんです。だまされたと思って・・・。
もう最後まで見終わったんですが、見ている間なんだかとっても幸せになれるドラマです。もう一回みたいなーと思わせるパワーあり、です。現実にはあり得ない話とは思いつつオトナの女子がはまってしまうのもうなずけます。
溶けた時計の不思議
そんなのあり得ない、けど面白い・・・といえば芸術の世界でいえばサルバドール・ダリが第一人者。
代表的なのが「記憶の固執」という絵画で描かれた「溶けた時計」のモチーフ。
時計がぐにゃりと曲がった絵、です。
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この絵はもともと単なる風景画だったそうですが、愛妻のガラが友人たちとでかけてしまい、取り残されたダリが一人でキャンバスに向かっているときに「降りてきた」着想だそうです。たまたま食卓の上には「溶けたカマンベールチーズ」が置きっぱなしになっていて・・・。
ダリはこのチーズの柔らかさについて一人でしばらく考えていましたが、その後、あの有名な時計のモチーフを風景画に書き足し始めました。2時間後にガラが戻ってきたときにはもう絵は完成していたそうです。
こうして出来上がったぐにゃりと柔らかくなった時計の絵は「超現実」の世界を描いた絵画としてダリの代表作になりました。
記憶の固執に描かれた時計のその後
ダリの作品には、このような独特のモチーフが何回も登場していますが、この「溶けた時計」もその一つです。
時計は、秩序や慣習、時間に拘束された世界の象徴であり、それを溶かしてしまうことでダリは制約にあふれた現実社会を無意味化しているといわれています。
ダリはこの時計のモチーフでジュエリーもつくっていますが、そのジュエリーをもとに作られた香水がこちら。
ダリ・オートパフュメリ・ジュエリーライン
シュールレリズムの巨匠として知られるサルバドール・ダリにとって、香水もまた「アート」であり、その創作活動の一部でした。
ダリ香水の最高峰と呼ばれる「オートパフュメリ ジュエリーライン」はダリ自身の作品であるジュエリーラインから生まれました。視覚的に表現されたアートを香りへ「翻訳する」という大胆なチャレンジによって生まれた本格香水のラインです。
「フリュイディテ・デュ・タン・イマジネール」(空想の時の流れ)
ダリの「溶けた時計」の世界がテーマ。
ダリとガラが愛した香り、ジャスミン。
忘れがたい印象を残すホワイトフローラルの香りです。
香りが消え去った後も、記憶の中で静かに香り続ける忘れられない香りです。
香りで暮らしを彩る|PAM International
PAM Internationalは、パルファン・ サルバドール・ダリ、キングオブシェーブの日本総代理店として、各種フレグランスや関連グッズなどの取扱い、香りで生活を楽しむ為の情報発信をしています。新しい香りを見つけたい方、レパートリーを増やしたい方はぜひお立ち寄りください!
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